シミ取りレーザーのマシンの違いとは?種類と特徴をわかりやすく解説

シミ取り治療のレーザー機器を紹介

お顔にできた目立つシミを取りたい方におすすめなのがシミ取りレーザーです。
こちらのページでは、シミ取りレーザーの種類や違いを詳しく解説していきます。

シミ取りレーザーをご検討中の方は、基礎知識としてぜひ覚えておいてくださいね!

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シミ取りレーザー機器の種類

シミ取りレーザー機器のイメージ

現在シミ取り治療に使用されている代表的なレーザー機器の種類をご紹介していきたいと思います!

Qスイッチルビーレーザー

ルビーレーザーは、1960年に誕生したレーザー機器で、レーザー治療の定番といえばこちらです。694nmの波長を放つレーザーで、メラニン色素への吸収率が高いので、シミ、そばかすなど様々なシミに有効

人気の大手クリニックの料金

※料金は税込です。

クリニック名 範囲・回数 料金
湘南美容クリニック 2mm以下 2,680円
4mm以下 4,200円
6mm以下 5,980円
10mm以下 8,100円
16mm以下 13,770円
22mm以下 18,800円
30mm以下 24,000円

続きを見る

品川美容外科 1mm×1mm 5,390円

下記のページでQスイッチルビーレーザーの特徴や効果、受けられるクリニックと価格一覧について、詳しくご紹介しておりますのでご覧ください。

QスイッチYAGレーザー

QスイッチYAGレーザーは現在多くのクリニックで導入されているレーザー機器です。
特徴は、532nmと1064nmの2つの異なる波長を放出できるため、お肌の浅い部分から深い部分まで治療をすることができます。

また、シミ、そばかす、ホクロなど黒い色素だけでなく、アザや刺青など赤い色素にも対応ができます。用途の幅が広く使いやすいので、多くのクリニックで導入されています。

さらに、レーザーの照射時間を短く瞬間的に放射できるため、周囲の皮膚へのダメージを抑えて効果的に治療が可能です。

人気の大手クリニックの料金

※料金は税込です。

クリニック名 範囲・回数 料金
湘南美容クリニック 2mm以下 2,680円
4mm以下 4,200円
6mm以下 5,980円
10mm以下 8,100円
16mm以下 13,770円
22mm以下 18,800円
30mm以下 24,000円

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品川美容外科 1mm×1mm 5,390円

QスイッチYAGレーザーの特徴や効果、受けられるクリニックと価格一覧について、下記のページで詳しくまとめておりますのでご参考にしてください。


レーザートーニング

上記で紹介したようなレーザー機器は、照射した際のエネルギーが均一ではなく、中心が最も強く、周辺はだんだん弱くなる特性がありました。
そのため、肝斑にレーザー照射をすると、高エネルギーが当たった部分は炎症になり、弱い部分は効果がでないと言う現象が起こり、結果的に無駄な刺激を与えてしまい、状態が悪化する問題がありました。

そこで開発されたレーザートーニングは、均一なエネルギー照射が可能で、肝斑の治療ができるように開発されたQスイッチYAGレーザーの一種です。
弱い光を均一に当てるため、数回の治療が必要になることも。肝斑、シミ、色素沈着などに有効です。

QスイッチルビーレーザーやQスイッチYAGレーザーよりも広い範囲に照射し、痛みやダウンタイムがほぼありませんが、数回繰り返して照射に通う必要があります。

人気の大手クリニックの料金

※料金は税込です。

品川美容外科
品川美容外科 範囲 初回 2回目以降
両頬 2,700円 5,190円
顔全体 5,190円 8,320円
湘南美容クリニック
湘南美容クリニック 範囲 1回 5回 10回
両頬 5,500円 26,480円
顔全体 8,750円 40,530円 77,000円

下記のページでは、レーザートーニングの特徴や効果、受けられるクリニックと価格一覧について詳しく掲載しておりますのでご確認ください。

PICOトーニング

上記のレーザー機器は、熱エネルギーでメラニン色素を破壊するものでしたが、PICOトーニングは衝撃波でメラニン色素を破壊します。
これまでのレーザーでは、熱によって火傷のような炎症やかさぶたが生じましたが、PICOトーニングは熱の影響を受けないため火傷やその後のかさぶたなどが起こりにくいというメリットがあります。

こちらも広い範囲に照射する施術で、徐々にシミを薄くしていきます。痛みやダウンタイムはほぼありませんが、数ヶ月置きに複数回照射をする必要があります。

人気の大手クリニックの料金

※料金は税込です。

クリニック名 回数 料金
湘南美容クリニック 1回 11,000円
5回 49,900円
10回 91,660円
品川美容外科 1回 16,500円

PICOトーニングについての特徴や効果、受けられるクリニックと価格一覧については、下記のページで詳しくご紹介しておりますのでご参考にしてください。


レーザー機器の違いとは?

レーザー施術を行っている画像

レーザーは、簡単に言うと特定の光の光線を出す機械のこと。
シミにこの光線を当てて熱エネルギーでメラニン色素だけを破壊して、シミの原因を消滅させるしくみです。

シミ取りに用いられるレーザー機器の大きな違いのポイントは2つあります。

1.光の届く長さの違い

レーザー機器には幾つもの種類があり、放出できる光の種類が機器によって異なります。
光の種類の違いとは波長の違いで、波長によって肌のどのくらいの深さまで届くかが変わってくるため、シミの種類や状態によって使用する波長を選びます。

例えば、肌の奥深くに沈着したシミを消したいのに、肌の表層までしか届かない波長のレーザーを使用しても全く意味がないと言うことです!

レーザーの波長

引用元:聖心美容外科

美容医療の分野では、レーザーの波長を使い分けることによって、シミ取り治療だけでなく脱毛やたるみ改善などにも活用されています。

2.照射時間の違い

レーザーを照射する時間のことを“パルス幅”と呼びます。
シミ取りなどを行う場合、10億分の1秒間(ナノ秒)で照射します。とても短い時間ですよね!
レーザー機器によって、出力するパルス幅が異なります。

パルス幅

パルス幅が短い(照射時間が短い)と、

  • ◇ 

    熱が周囲の皮膚に伝わりにくくダメージを抑えられる

  • ◇ 

    肌の深部まで届きやすくなる

  • ◇ 

    作用が強くなる

などの特性があります。

パルス幅

引用元:聖心美容外科

このように、レーザー機器は波長とパルス幅の違いによって、幾つかの種類が存在しています。
そして、美容医療分野で使用されているレーザーには、“黒い色素”に反応するタイプと、“赤い色素”に反応するタイプがあります。

シミ取りで用いられるレーザーは、“黒い色素”に反応するタイプを使用し、メラニン色素を狙い撃ちすることができるのです。

まとめ

シミのない綺麗な肌の女性

シミ取り治療に有効なレーザー機器をご紹介してまいりました。
消したいシミの種類や状態によって、適したレーザー機器を選ぶ必要があるため、実績のあるクリニックで経験豊富な医師に相談することが重要です。

レーザー機器は高額なため、すべての種類を持ち合わせている場合はほぼなく、クリニックによって導入している機器が違います
さらに、同じクリニックでも店舗によっては無い場合もありますので、事前に調べておくと良いかもしれません。