
- トレチノインとはなんですか
- トレチノインとは、正式名称、all-trans retinoic acidといい、ビタミンAの一種です。トレチノインは、欧米では肌の若返り薬、しわとり薬や、にきびの治療薬として、幅広く使われていますが、日本ではまだあまり知られていません。トレチノイン軟膏は、非常に大きな美顔効果がありますが、塗布した部位に炎症が起こり、赤くなるという欠点があります。この炎症反応を上手にコントロールすることが治療のキーポイントとなります。
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- どうしてトレチノインでしみが治るのですか
- トレチノインによるしみ治療には、「トレチノイン水性ゲル」と「ヒドロキノン乳酸プラスチベース」という2種類の軟膏を使います。トレチノイン水性ゲルは、皮膚の角化細胞の増殖を促進し、黒くなった角化細胞を掻き出す作用があります。ヒドロキノンは、新しいメラニン色素が産生されるのを防ぎます。乳酸は、皮膚の脱落を助け、かつ、薬が表皮の深い層まで浸透するのを助ける作用があります。
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- トレチノイン治療の歴史
- トレチノインによるしみ治療は、1970年代にアメリカのKligmanがはじめたのが最初です。本邦では1995年に東大病院の吉村博士がKligmanの方法を改良した治療を開発し、現在までに4000名以上の患者さんを治療してまいりました。
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- トレチノインに副作用はありませんか
- 1.塗布部位に炎症と皮むけが起こり、肌が乾燥してくること。これは塗布を中止してしばらくすると元通りになります。
- 2.同じ薬を妊婦が大量に点滴や内服した場合に、奇形児が生まれることが報告されているため、妊娠している方、あるいは近々妊娠する予定のある方はご使用できません。男女を問わず、使用中は避妊をお願いしています。
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- トレチノイン治療の位置付け
- これまで6年間にわたる治験により、トレチノインによるしみ治療は、安全で確実な治療法としての地位を獲得しました。また、レーザー治療のような高価な装置を必要としないので、リーズナブルな料金で治療を行なうことができます。
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- 診療の流れを教えてください
- 初診時まず、担当医より、しみのタイプを診断してもらいます。一言でしみといってもいろいろな種類があります。治療のしかたは、しみの種類によってかなり異なりますので、正確な診断のもとに、もっとも適切な塗布方法を指導してもらう必要があります。また、初診では、しみ治療が安全に行なわれる体質かどうかを確認します。たとえば、アレルギー体質が疑われる方には、初めにパッチテストを行ない、軟膏によるかぶれがでないことを判定した後に、治療を開始します。
- 2回目の診察2回目の診察は非常に重要です。トレチノインに対する感受性は、個人差が大きいため、2回目の診察では、トレチノイン濃度や使用頻度が適正かどうかを判定し、場合によっては濃度や使用回数の調節を行ないます。同時に、担当医は、しみ治療が安全に行なわれているかどうかも評価いたします。
- 3回目以降の診察早い人では、3回目にしみ取り治療の大部分を終了し、アフタケアの指導に入ります。しみの深い方、治療の進み具合が遅い方は、診察を継続します。
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